福岡空港で3週間レンタカーを借りた話〜59歳で久しぶりの夫婦水入らず旅行

とうとう今年59歳になりました。都内の製造業で管理職をしておりまして、ようやく子どもが大学生になり、少し手が離れたところです。そんなタイミングで妻と「たまには二人でゆっくり旅行でもしようか」という話になり、福岡へ3週間の旅に出ることにしました。正直、若い頃のように勢いで決められる年齢でもありませんし、レンタカー選びにはかなり慎重になりました。同世代の方や、長期レンタカーを検討されている方の参考になればと思い、私の体験を書き残しておこうと思います。私はあと数年で定年を迎えます。子どもが大学に入って、家のローンもあと少し。妻とは結婚して30年以上になりますが、二人だけでゆっくり旅行するなんて、本当に久しぶりなんです。

「門司港レトロ、行ってみたいのよね」

妻がそう言ったのが、福岡を選んだきっかけでした。私も昔、仕事で福岡に行ったことはあるんですが、観光なんてほとんどできませんでしたからね。今回はせっかくだから3週間くらいかけて、のんびり回ってみようと。ただ、3週間のレンタカー代となると、これがなかなかの出費になります。子どもの学費もまだかかりますし、できるだけ費用は抑えたい。でも、安全面や快適性は妥協したくない。このバランスをどう取るか、それが一番の悩みどころでした。最初はスマホで福岡空港 レンタカー 格安とか検索していたんですが、なかなか決め手に欠けるんですよね。料金は安く見えても、よく見ると免責補償が別料金だったり、ETCカードが有料だったり。

それで会社のお昼休みに、パソコンでじっくり各社の公式サイトを見比べるようになりました。若い部下からは「部長、また旅行の準備ですか」なんて笑われましたが、これだけの長期間ですから、しっかり調べないと後で後悔しますからね。SNSも意外と参考になりました。特に同じくらいの年代の方が書いているブログなんかは、自分と近い視点で書かれているので「あ、そこも確認しないといけないのか」と気づくことが多かったです。門司港レトロに行くには、当然高速道路を使います。3週間の間、何度も高速を利用することになるでしょう。だからETCは絶対に必要でした。

最近のレンタカーなら当たり前についているだろうと思っていたんですが、格安レンタカーの中には、ETC車載器はあってもカードが別料金、というところもあるんですね。1日100円でも、21日間なら2,100円。小さい金額に見えますが、塵も積もればです。それに、59歳にもなると、料金所で小銭を探すのも億劫なんですよ。正直に言えば、老眼も進んできていて、細かい料金表を見るのも一苦労。ETCでサッと通過できる方が、運転に集中できて安全なんです。若い頃は、どんな車でも運転できる自信がありました。でも59歳になって、正直言うと、大きな車や視界の悪い車は避けたいんです。

妻からも「あなた、最近バックの時に何度も切り返すようになったわよ」なんて言われてしまって。確かに、自宅の駐車場でもちょっと苦戦することが増えました。これが慣れない土地、しかも3週間となると、運転しやすい車種を選ぶのは必須条件でした。コンパクトカーがいいんですが、夫婦二人とはいえ3週間分の荷物があります。あまり小さすぎても窮屈ですし、かといって大きすぎると運転が不安。この微妙なバランスが難しいんですよね。各社の公式サイトで車種の写真を見ても、実際のサイズ感がよくわからない。それで、電話で問い合わせてみたんです。「59歳で、運転しやすい車種を探しているんですが」と率直に伝えたら、担当の方が丁寧に説明してくれました。やっぱり、直接話してみるのが一番ですね。

正直に告白すると、免責補償の内容を調べているとき、一晩中考え込んでしまったことがありました。免責補償に入らなければ、その分費用は抑えられます。でも、万が一事故を起こしてしまったら、免責額として数万円を自己負担することになる。3週間も運転していれば、可能性はゼロじゃありません。特に、最近は反射神経も昔ほどじゃないですからね。「あなた、保険はしっかりかけた方がいいわよ。せっかくの旅行なのに、心配しながら運転するなんて嫌でしょ」

妻のその一言で決心がつきました。1日あたり1,000円程度の免責補償料でも、21日間で21,000円。決して安くはありません。でも、安心して運転できることの価値を考えれば、必要な出費だと思ったんです。NOC(ノンオペレーションチャージ)の補償もつけました。これは事故や故障で車が使えなくなった場合、営業補償として支払う費用をカバーするものです。若い頃なら「そこまで要らないだろう」と思ったでしょうが、今は「備えあれば憂いなし」の精神です。見落としがちだったのが、営業所の場所です。福岡空港といっても、空港内に営業所があるわけじゃないんですね。空港から送迎バスで数分というところがほとんど。

3週間の旅行の最後、荷物もたくさんあって疲れているときに、返却手続きで長時間待たされるのは避けたいと思いました。それで調べてみると、無人返却システムがある会社もあるんです。でも、ここで疑問が湧きました。無人返却って、何かトラブルがあったときはどうなるんだろう。傷をつけてしまっていないか、ガソリンは規定通りか、そういうチェックは誰がするんだろう、と。これも電話で確認しました。無人返却の場合、後日連絡が来ることもあるそうで、それなら通常の返却の方が安心かなと。その場で確認してもらえれば、東京に帰ってから「実は傷がありました」なんて連絡が来る心配もありませんからね。

結局、営業所の立地、返却の方法、営業時間まで、細かく確認することにしました。年を取ると、こういう細かいところが気になるんですよね。いろいろ調べた結果、私が選んだのは、ETCカードが無料、免責補償の内容が充実している、運転しやすいと評判のコンパクトカーが選べる、そして営業所が空港から近くて返却もスムーズ。これらを総合的に考えると、むしろお得だと判断しました。1日500円の差でも、21日間で10,500円。確かに大きな金額です。でも、毎日の安心料と考えれば、決して高くはないと思ったんです。

門司港レトロでの3週間、妻と本当にのんびり過ごすことができました。レトロな建物を眺めながら、「定年したら、こんな風にゆっくり過ごせたらいいね」なんて話したり。若い頃なら、安さ最優先で決めていたかもしれません。でも、59歳になった今、大切なのは無理をしないことだと実感しています。運転しやすい車を選ぶ、しっかり補償に入る、そういう「安心」にお金を払う価値がわかる年齢になったんだなと。これから長期レンタカーを検討される方、特に私と同世代の方には、ぜひ時間をかけて比較検討することをおすすめします。価格だけじゃなく、運転のしやすさ、補償の内容、返却のしやすさ、そういう細かいところまで確認してください。Google検索やSNSで情報を集めるのもいいですが、最後はやっぱり電話で直接聞いてみるのが一番です。疑問点をクリアにして、安心して出発できる。それが、良い旅行の第一歩だと思います。

あなたの旅行も、素敵なものになりますように。